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           スーパーインディーズ映画祭『HAZARD』トークショー
                         at テアトル池袋(2004.10.23)  
PHOTO by clefさま
     ゴローさん篇   
       まじょみさん篇    
      IVYさん篇    
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           スーパーインディーズ映画祭『HAZARD』トークショー
                         at テアトル池袋(2004.10.23) 


        心の友、ゴローさんから、全仕事BBSにお寄せ頂いたレポです。                 ゴローさん、ありがとうございました。
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   HAZARDの前売りなんとかギリギリ手に入れて    (その後、シンクロニシティ、パッチギは2連敗)    この日を待ちました。    学校のバザーの手伝いを午前中だけにさせてもらって12時半には自宅発、    はやる心をおさえつつ池袋へ。    手持ちカメラの使用、1シーン1カットの多用などとプログラムに書かれていたので、    目が回りそうな映像を想像していましたが、クリアで見やすい画面でした。    のっけから、テーマ曲にのせてオダギリ氏演じるシン    (シンイチ、罪のシンとも。)のアップ。    (テーマ曲は作曲、唄/オダギリジョー、唄というか園子温作詞の朗読)     「アカルイミライ」の雄二が、東京を逃げ出してNYへ行っちゃったみたいな感じ    (シンは大学生で20歳の」設定でしたが。)    当初、不安がいっぱいでおどおどした感じのシン    (英語も下手で辞書を片手に「アイムルッキングフォワードアーサンキュー」とか     なんとか、、、笑えました)ですが、    怪しいアイスクリーム屋の2人とつるんでるうちに、、。    ストーリーを何処まで書いていいのか、このへんにしときますが、    最後は別人のように不敵な面構えになったシンはめちゃくちゃ格好いい!    英語も流暢、これってオダギリジョーのプロモーションフィルム?って思うほど魅力的。    こんな面白い映画、大勢の人に見てもらわないと本当もったいない。    絶対全国的に上映してほしいし、DVDもだしてほしい、強くそう思います。    上映後のトークショーには監督と深水元基さん達が、思い出話などを披露。    NYでも特に危険地帯でロケしたので、撮影終わった15分後には本当の銃撃戦があったり、    銃を撃って走り出すシーンでは、一応警察に許可をとってるものの、    周りには一般の人もいて、ジャンキーが勘違いして本当に撃ってくるかもと言われたり、、 と、正にHAZARDな現場だった等々。    監督のオダギリ評は「勉強家」。「突然電話で、ちょっと貸して下さいと言ってきて、    詩に曲をつけて勝手にCDまで作っちゃって、どんどん外堀うめられたからもう使うしかない。    でも使ってみたらこれがけっこうしっくりきた。」とはテーマ曲の話。    「ただし、勝手に作った罰でエンドロールには載せてない(笑)。」    (後で編集し直してちゃんと載せるつもり、ともおっしゃってて、    このバージョンを見たのは今日ここにいる人だけだそうです。)    ちなみに3日前に仕上げて試写した際、深水さんは見たそうですが、    オダギリさんは未見だそうで、    本人より先に私とかが見ていいのかなーとも思ったり。    今後の上映への参考にアンケートを採ったので、迷わず大満足に○をつけました。    [HAZARD」についてご意見がございましたら、wearehazard@yahoo.co.jpまで    メールをお送り下さい。    また今後「HAZARD」を拡げていくにあたって、協力スタッフ」も募集しています    [HAZARD」ULR:http://www.hazardmovie.com 近日公開だそうです。    駄文を書き連ねてしまいましたがちょっとでも雰囲気伝ったでしょうか?
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           スーパーインディーズ映画祭『HAZARD』トークショー
                         at テアトル池袋(2004.10.23) 


        心の友、まじょみさんから、全仕事BBSにお寄せ頂いたレポです。                 まじょみさん、ありがとうございました。
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   2002年にクランクインし、    その完成が長らく待たされていた待望の新作がついに完成し、    オープニング作品として日本で初上映されます。    日本で満たされなかった男がニューヨークで何かを求めて彷徨い、    もがく姿を描いた切ない青春映画。ほぼ全編ニューヨークロケを敢行し、    手持ちのカメラ使用、1シーン1カットの多用により緊張感とスピード間のある    ドキュメンタリータッチの映像が展開されます。    ・・とパンフに書いてあります(爆)    遅くなりましたが「HAZARD」観てまいりました。    上で、ゴローさんが素晴らしいレポをアップしていただいているので、    ちょっとつけたし付けたし程度のレポなど。    ・主題歌は「HAZARD」まんまです。    ・「シン」の名前は「シンイチ」なのですが、1回苗字も言っているんですよね。     ちょっと聞き逃してしまい凹んでます。    ・FC限定の○レンダーのフォトのシーンにうっとり。    ・遊び仲間の女の子とkiss(するんじゃなくてされてしまう)    ・ラリパッパでハイテンション    ・ベットでうなされるシーン、シャワーのシーンにドキリ    ・なんと!「ぼくいき」「プラセク」で共演した石丸謙二郎さんも出演なさっています。     ジョーくんかなりの悪態つけてます(爆)    一緒に観たオダ友達は「すごくよくて感動した」と仰ってた方がほとんど。    そんな中不感症な私は(爆)「???」だったんです。    でも、時間がたつとジワジワきて今かなりキテます。    という訳で、園監督も、鈴木プロデューサーも    「HAZARDを口コミで拡げて欲しい」と仰っていたのでレポってみました。    ネタバレで気分を害する方がいらしたらお許しを。
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            スーパーインディーズ映画祭『HAZARD』トークショー
                         at テアトル池袋(2004.10.23)  


        心の友、IVYさんから、全仕事BBSにお寄せ頂いたレポです。                 IVYさん、ありがとうございました。
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   私も『HAZARD』、見てきました!    そして自分以外の方がどのような感想を持ったか、とっても興味深かったので、    楽しく拝見しました。ほんと、あとからジワジワ効いて来ますよね、あれは。    本当に沢山の方に見て頂きたい映画です。    全国公開&DVD、ゼッタイお願いしますですよー、監督!鈴木さん(←プロデューサー)!    つきましては、出遅れましたが、私にもちょっとレポらせて下さい〜。    また少し長くなってしまいそうなので、ひかりさんにも相談したんですが    心配ご無用と背中を押してくださったので、思い切って書き込んじゃいます!    ただ、ゴローさんが書き込みされた時には実はもうレポ作成済みだったもので、    少々内容が重なってしまっている所もあったのですが、    申し訳ありませんが手直しせずそのまま載せて頂いちゃいます。    どうぞご了承ください。    それから、映画自体のレポ&感想も、肝心な事は余り書いていませんが、    それでもだいぶネタバレしてしまっております。    私個人の偏った意見も多々あると思います。    それでもいいと思ってくださる方、どうぞ、宜しかったら読んでやって見て下さい・・・。             **********************    眠い国、日本。でも眠れない国、日本。    学校でもぼんやり立ち尽くすばかり、彼女の言葉ももうまるで耳に入っていない。    滑走路を徒歩で走り飛び立てずにいる夢を繰り返し見続ける青年。    彼の得体の知れない苛立ちは完全に限界に来ている・・・。    私はトラベラーズTV『オダギリジョー・思い出のニューヨーク』や    『INVITATION』誌を前もって目にすることなく鑑賞したので、    初めは自己確立に悩むごくありふれた若者の話かと思っていました。    そう思って見始めたら、とんでもない。    お話は見る人の想像を遥かに超えるような、とてつもないスケールへと展開してゆき、    ただただ圧倒されるばかりだったわけなのです。       90年代初頭。NY、喧嘩、強盗、銃撃、ドラッグといった、    まさしく“HAZARD(危険地帯)”を、3人の若者が疾走する。    テーマ曲の強いビートに合わせて、時に蛇行しながら、でも速度は落とさずに・・・。    最初のうちは字幕なしの英語のシャワーにとても困惑し、    なんだか訳がわからないまま、ふと気が付いたら映画の世界に引きこまれていましたが、    それは主人公であるシンの気持ちにそのままシンクロするように作られているようです。    最初はたどたどしい英語がかわゆいオダギリ・シン。    なんだかとても若く見えるのは、2年前の撮影だからではなく、    オダギリ氏の巧みな役作りによるものだという事が、最後のほうを見ていくうちに判りました。    服装なんかも途中まではまだ、私たち普通の日本人から見ても理解できるような、    どちらかというとカジュアルで派手な学生、みたいな感じだったような。         英語の下手な田舎物のジャップと馬鹿にされ、小心者の自分に気付いて挫折し、    しまいには身包みはがれて空腹でさ迷うシン。そこに世にも劣悪な救世主が現れる(笑)。    馬鹿ばかりやっているようで実は面倒見の良いリーと、    キレると手が付けられないが、女の子には一途なタケダ。    この2人の不良青年がシンを日本で抱えていたジレンマや渡米後の挫折感から    一気に開放してくれる。そして次第に彼らと友情を育んでいく・・・。    2人と出会い、充実感を感じるようになったシンの変化、そして3人の数々のご乱行が、    蛇行しつつも猛烈なスピードで疾走するアイスクリーム屋のワゴンにのせて、    とにかく痛快極まりなく描かれていて、とっても快感!    しかも、ただ、ストーリーにスピード感があるだけでなく、映像のカラフルさは目へ、    オダギリ氏の作るテーマ曲は猛烈に映像とマッチして耳へと、    ダイレクトに“刺激”として侵入して来て、その心地よい事といったら。    とにかくハチャメチャをやりたい放題やってくれているので    見ている人の破壊願望をこれ以上ないほど満たしてくれます。    ・・きっとR指定だよなあ、これ(笑)。    服装もどんどん派手にカラフルに、3人まとめてトータル的にかっこいい。    どんどんNYの空気が滲み込んで来る。    でもそうかとおもうと、途中、スピードある描写とは違った、    詩の朗読を交えた、物寂しい心象風景なんかもあったりして。    中でも特に、破れ傘をみんなで揃って持っているシーンが印象的だったけど・・、    これってなんの象徴なんだろう。    まだまだ胸の奥のモヤモヤも完全に解消されたわけではないシンに、    なんだかとても似合っていました。    馬鹿騒ぎをしても、ふと顔を覗かせる依然として弱いままの自分が嫌い。そんな風情。    自嘲気味に笑う寂しい顔のオダギリ・シンが、なんだかせつない。    でもそんなシンにとって、リーとタケダはとてもいい仲間だと思いました。    とにかくむちゃくちゃな人たちだから、大人は解ってくれないだろうけど。    ちょっと距離を置いて見守りながらちゃんと理解してくれていて、    シンが自分の悩みを自分で乗り越えられるようにさりげなく力を貸してくれる。    押し付けがましい見せ掛けの親切とは違った、本当の男の友情って、    案外これ位あっさりした感じなんだろうな。女には入れない世界で、羨ましく思う。       そして転機が訪れる。はっきり芽生えた「仲間」としての意識。    キーマンといえる人物との出会い。    顔なじみだったはずの刑事からの執拗な接触。全てが揃った所で、事件が起こってしまう。    死んだような顔のシン。そして初めて滑走路から飛び立つ・・・。    完全にNYのアンダーグラウンド界に馴染んだシン・オダギリは、ぞっとするほど素敵。    でっかい悪者仕様のサングラスがめちゃくちゃ良く似合う。    顔を歪めて不敵に笑う。銃をぶっ放す。    英語も完全に慣れ、いつかの不安そうな若者はどこへ行ってしまったのかと思うほど、    見る見るうちに表情が変わってしまった。    ジャズの生演奏をしている暗いバーのシーンがあり(一瞬クラブ進駐軍かと思った・笑)、    そこに現れたときの、シンのガウンかと思うほど長いコート(?)が    すごく似合っていてかっこよかった。    とにかく、そんじょそこらの人じゃ着こなせないようなものを    次々と自分のものにしてみせていくオダギリ氏は本当にスゴイと思う。    そして映画全体が、実はやっぱりすごくおしゃれなんだろな。    そして事件後。1人彷徨って、無表情で黙々と目的を達成していくオダギリ・シンは・・・。    辛いです。怖いし。でもやっぱり痛い。そして一番大きく表情が変化してしまっている。    もうこれ以上の変化は無いだろうと思った所での一番の変化は恐ろしいほどで、    今にして思うと本当に芸達者ないくつもの顔を演じ分けられる人にしか    出来ない役だなあと思いました。      そして最後にとても静かな顔をして、大事な約束を友とする。    乗り越えるべきものは乗り越え、自信と力がみなぎっていて、    自分の可能性を完全に信じ切っている。    そして今度は自分で自分の場所を築かんと、ゼロからのスタートをする・・・。    この時になると、シンはもう、背伸びもしていなければ、やさぐれてもいない、    本物の大人のワルになってしまっているような感じがしました。    360度ぐるっとまわって、また前向きに戻ってきているみたいで、    積極性と自主性を兼ね備えた大きな男になっている。もう怖いものは余り無いんだろうな。    日本の若い男の子がこの映画をみたら、シンに憧れてしまうかもしれない。    でも同時に、最後まで見ると自分たちの小ささを嫌というほど解らされてしまうし、    形だけ真似してもかっこ悪いとわかるから、かえって不良少年が更生したりして。    そんなことも思ってみました。           **********************    この映画の最大の持ち味は「疾走感」なのではないかと思います。    先にも書きましたが、アイスクリーム屋のワゴンを筆頭に、マイカー(多分・・)もあり、    強奪した車もあり、とにかく車で沢山走りまくっている。    そしてこの「疾走感」の心地よさは、誰もが心の奥底に、実は密かに抱えている    「危険なものへの憧れ」を呼び覚ましてしまうみたいです・・・。    映画鑑賞後、帰宅し、日常生活に戻りながらも、    今もどこかで『HAZARD』を引き摺っているらしく、    ちょっとしたストレスを感じるたびに、    あの暴力的で歯止めの利かない「憧れ」にも似た気持ちが    胸の奥でふつふつと小さく湧き上がり、苦しくなってしまう・・・。    そしてあの心地よさを味わいたいが為に、また何度でも映画館に足を運びたい、とさえ    思ってしまいます。    本当に、まさしく劇薬、です。    オダギリドラッグの禁断症状が表れ始めているという事なんでしょうか・・・。    あと、この映画は共感する事で自分を慰める、というよりは、    快感を与えてもらって引っ張り上げてもらう、といった感じの映画だと思います。    私個人としては、「さえない日常」を「解って」くれる傷口舐め合い系の映画も    嫌いじゃないんだけど、    『HAZARD』のように、「さえない日常」なんてぶち壊しちゃえばいいんだ!と    「教えて」くれる映画で自らを縛る既成概念からしばらくオサラバするのは、    とても気分爽快でした。    日ごろストレスを抱えている人にお勧めの映画ですよー。    (って、早く公開決めてよーって感じですよね。)    追記、1回見ただけの映画なので、ところどころ記憶違いしている所もあるかと思います。    間違った解釈しているところも多々あると思いますが、何卒ご了承お願いします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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『HAZARD』上映終了後、トークショーがありました。    園子温監督、タケダ役の深水元基さん、ミサ役の椋名凛さん、    鈴木剛プロデューサーがいらっしゃり、    インタビュアーの方の質問に答えるという形式でした。    以下順不同で、しかも内容もはっきり記憶しているわけではないので    実際と違う所も多々あると思いますが、なんとなくニュアンスで捉えて頂ければ幸いです。    *撮影について*    撮影されてから2年も経っているだけに、    皆さん当時の事を思い出すのに苦労しながら質問に答えていたようです。    まず撮影についてのコメントをいくつか。    撮影はいつも危険と隣りあわせで、無事故で終われたことは奇跡のよう。    映画の神様が付いていて下さったからだと思う。    車が(?)爆発してハリウッド映画さながらに車が宙に(垂直に)飛んだり、    危険といわれている地域で銃撃戦の撮影をし、無事終了して帰ってきてから、    撮影のあと15分後に本当の銃撃戦があったと後で知らされた。(園監督)    銃を持って走り回るシーンが多かったが、    危険の無いよう撮影だという事を知らせる警察官が周りにいてくれた。    でも、実際に撮影が始まって走り出してしまうと、    結局は警官がいてもいなくても余り意味は無く、    いつどこからジャンキーとかが出てきて逆に撃たれてしまうかとハラハラした。    いくらでもそういう事が起こりうる状況だった。(深水さん)      撮影期間は2週間。ずっと家に帰らずホテルに泊まっていたが、    そういった状態での撮影は役柄が帰宅する事によって溶けてしまわないから    とても映画作りのためにはいい環境だった。(園監督)    特に3人(オダギリさん・深水さん・ジェイさん)がずーっと一緒にいる事によって    生まれる「空気感」が、映画の中にも活きて、とても良かった。    3人とも撮影を離れても本当に役柄どおりで、    リー(ジェイさん)はずっと機関銃のようにしゃべっているし、    オダギリくんは物静かな感じ、僕(深水さん)は隣でニコニコしてるといった調子で。    (深水さん)    とても暖かい現場だった。撮影から2年も経っているから、    出来上がったときは本当に感動して    最初の5分で泣きそうになった。(椋名さん)    *監督とオダギリさん*    園監督に関しては、流石は芸術家とでもいいましょうか・・・。    質問が映画の内容についてではなく、オダギリさんについてどう思うか、とか、    オダギリさんとの出会いはどうか、といったようなことになると、    それまで映画の事を熱く語っていた時とはがらっと一転して    ニヒリストっぽい独特の話しっぷりになってしまって・・・(笑)。    オダギリ?うん、いいんじゃなーい。とても勉強家だしね。    出会い?今更どうといわれても・・・。    撮影してから2年経ってるわけだから出会ったのはずっと昔だし、    それからそのあと彼でもう一本撮ってるしねー。    その頃の事、あんまり思い出せないなあ・・・。    でも、会ったのはビジネスとか映画とか芸術とかではなく試写会で会ったんだけど。(園監督)    といった調子。オダギリさん作曲の『HAZARD』テーマ曲の話に至っては、    笑いながらではありましたが、こんな事を仰っていました!      僕が帰って来たら、曲がもう出来ていて、いきなり持って来られたんですよ。    最初は迷惑だなーと思っていたんだけど、編集の時ずっと使っていったら馴染んでいって。    馴染んじゃったから、まあ使おうかと。    それにこれ、CD出したんだって?持ってる人手、挙げて。    (ここでパラパラと控えめに手を挙げる観客。なにやら納得する様子の監督。)    ・・・しかもタイトル、『HAZARD』だし。もうこれは使うしかないでしょー。    その上、僕の詩を、ちょっと貸して、っていうから貸したら、    そのCDの中で勝手に朗読していて。僕は全く知らないのにひどい話ですよ(笑)。    この映画は今回のバージョンは今日だけなんですが、    勝手に曲を作った罰で(笑)    今回エンドロールには(作曲・歌オダギリとは)出してないんです。    次回のバージョンからはちゃんと出しますけど。(園監督)    監督はみんなが何を聞きたがっているかよりも、    自分の話したいことを話したいように話す、という方のようで(笑)。    まあ、お客さんに気を使ってサービストークをする芸術家ってなかなかいないだろうし、    そういう人ではあんな映画作れないだろうなと思うわけで・・・。    オダギリさんのことも「オダギリ」「オダギリ」と呼んでいたし、結構親しい間柄なので、    こういった本気とも冗談ともつかぬブラックジョーク(?)を    言えちゃうんじゃないでしょうか。    実際とても気に入っているからこそ、    次の映画でも又オダギリさんを起用した訳なんでしょうし。    ただ今回は映画ファンよりもオダギリファンが多い事が、    イヤではないけどでもちょっとフンッ、みたいな気分が、    もしかしたらあったのかも知れません。    ここいら辺は私の想像なので、事実はその通りとは全くもって限りませんのであしからず・・。    *公開予定について*    映画の公開についての話は主に鈴木プロデューサーがお話してくださいました。    全国公開やDVD化の予定はどうですか?という質問に対し      もう大体そういった道筋は出来てきているんだけど。    でも、皆さんでこれからどんどん『HAZARD』を盛り上げ行きましょう。    掲示板に書き込みとかして頂くとか、口コミで沢山宣伝とかしてください。    (鈴木プロデューサー)      といったような返答。全体の印象として    公開はするけど、規模はまだこれから決める、    DVDといったことまではまだ考える段階ではない、といった感じのお答えだったと思います。    それから映画の感想等を書くアンケート用紙が配られたのですが、    その中に、       『HAZARD』を広めるにあたってなにかイベントをしたいと色々検討中です     (例えばクラブやカフェで上映するetc)。何か希望があったら書いてください。    というような欄がありました。    それと、アンケート用紙に細い紙がホチキス留めされていて、持ち帰れるようになっていて、       「HAZARD」についてご意見がございましたら、wearehazard@yahoo.co.jp まで    メールをお送りください。    又今後「HAZARD」をひろげていくにあたって、協力スタッフも募集しています。    「HAZARD」URL:http://www.hazardmovie.com 近日公開    と記載されていました。    全ては周りの反響次第、ということなのでしょうか。    それから『夢の中へ』についても、多分同時公開する(同時期に公開という意味かも?)と    仰っていました。    ただどのみち、『HAZARD』にしても『夢の中へ』にしても    正式にいつ頃公開される、といった話までは、やっぱり聞けませんでした・・。
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